- RAW現像に必要なパソコンのスペックは?
- 快適にRAW現像するためにパソコンで確認すべきポイントは?
- 快適にRAW現像するためのパソコンのスペックを教えて!
RAW現像作業は写真のクオリティをあげることができます。しかし、RAW現像ソフトを使うためには、ある程度のPCスペックがないとRAW現像作業がストレスになります。
当記事ではRAW現像作業に必要なPCスペックを解説します。適切なスペックのPCを使えば快適にRAW現像作業ができますよ。
OS :Windows/MAC
CPU :Intel® Core™ i5以上、AMD Ryzen™ 5以上
メモリ:8 GB以上(16GB以上推奨)
RAW現像作業を快適に行うためには、ある程度のPCスペックが必要です。ある程度が具体的にどれくらいなのかを解説しますね!
RAW現像とは
RAW現像とはカメラで撮影し保存したRAWデータ(生データ)を加工してJPEGなどの扱いやすいデータに変換する作業です。RAW現像はRAW現像ソフトを使ってパソコンでおこなうことが主になります。
RAWデータは撮影時の情報をそのまま保持しているためデータサイズが大きいです。そのためRAWデータの色や明るさを調整する加工作業はパソコンに負荷がかかります。
スペックの低いパソコンでRAW現像ソフトを扱うと動作が重くなりストレスがかかります。快適に作業をするためにはRAW現像ソフトの動作環境を確認して適切なスペックのパソコンを使うことが重要となります。
以下の記事では「RAW現像に関して初心者向けに分かりやすく解説」していますので、ぜひこちらもあわせて読んでみてください。
レタッチ・RAW現像とは?違いやメリットを分かりやすく解説します
RAW現像するパソコンのスペックで確認すべきポイント
RAW現像するパソコンのスペックで確認すべきポイントは以下の3点です。
- OS
- CPU
- メモリ
それぞれ詳しく解説します。
OSとは
OS(オペレーティングシステム)はパソコン全体を管理するソフトウェアです。パソコンはOSがなければ動きません。WindowsやMACと呼ばれるソフトがOSになります。
RAW現像ソフトはOSの種類により動作しない場合があります。RAW現像ソフトの動作環境を確認してからOSは選びましょう。
CPUとは
CPU(中央処理装置)はパソコン全体の処理に関わるパーツです。仮にパソコンを人間で例えるとCPUは脳に相当します。CPUの性能がパソコンの動作の重さを左右します。快適にRAW現像作業をおこなう上でCPUの性能が重要となります。
メモリとは
メモリはデータを一時的に記憶するパーツです。メモリの大きさがパソコンの動作に影響します。メモリは作業台に例えられます。作業台が大きいほど作業を快適に行えます。パソコンのソフトは一時的にメモリを使用しながら動作します。RAW現像ソフトは処理の重い作業になるためメモリを大きく使います。メモリの大きさは快適にRAW現像作業をおこなう上で重要です。
RAW現像ソフトの推奨動作環境
RAW現像ソフト毎に推奨動作環境は異なります。当記事では以下3つのおすすめのRAW現像ソフトのOS・CPU・メモリの動作環境を参考までに紹介します。
- Luminar NEO
- SILKYPIX Developer Studio Pro 11
- Lightroom Classic
それでは早速見ていきましょう。
参照:Luminar NEO動作環境、SILKYPIX Developer Studio Pro 11動作環境、Lightroom Classic動作環境
RAW現像ソフトの推奨動作環境【Windows編】
Luminar NEO | SILKYPIX Developer Studio Pro 11 | Lightroom Classic | |
---|---|---|---|
OS | 10 バージョン1909もしくはそれ以上(64-bit OSのみ) | Microsoft® Windows® 11 / 10 / 8.1 ※Microsoft® Windows® 10のタブレットモードには対応しておりません。 ※32bit版のOSには対応しておりません。 | Windows 10(バージョン 20H2 以降)または Windows 11(バージョン 21H1 以降) |
CPU | Intel® Core™ i5以上、AMD Ryzen™ 5以上 | Intel® Core™ 2 Duo 以上 または AMD Athlon™ 64 X2 以上のプロセッサー | Intel® または AMD プロセッサー(SSE 4.2 以降で、64 ビットをサポートしている 2 GHz 以上のプロセッサー) |
メモリ | メモリ8 GB以上(16GB以上推奨) | 4GB以上(8GB以上推奨) | メモリ8 GB 以上(16GB以上推奨) |
RAW現像ソフトで推奨の動作環境が異なることが分かります。
RAW現像ソフトの推奨動作環境【macOS】
Luminar NEO | SILKYPIX Developer Studio Pro 11 | Lightroom Classic | |
---|---|---|---|
OS | mac OS – 10.14.6以降 | macOS® v10.15, v11, v12 | macOS Big Sur(バージョン 11.0)以降 |
CPU | Intel® Core™ i5以上 | Intel® Core™ 2 Duo 以上のプロセッサー | Intel マルチコアプロセッサー(SSE 4.2 以降で、64 ビットをサポートしている 2 GHz 以上のプロセッサー)または Apple Silicon プロセッサー |
メモリ | メモリ8 GB以上(16GB以上推奨) | 4GB以上(8GB以上推奨) | メモリ8 GB 以上(16GB以上推奨) |
Windowsと同様にRAW現像ソフトで推奨の動作環境が異なることが分かります。
RAW現像で必要なパソコンのスペック
RAW現像で必要なパソコンのスペックを解説します。RAW現像ソフトの推奨動作環境や私が実際にRAW現像ソフトを使用して感じた経験からRAW現像で必要なスペックは以下となります。
OS :Windows/MAC
CPU :Intel® Core™ i5以上、AMD Ryzen™ 5以上
メモリ:8 GB以上(16GB以上推奨)
RAW現像ソフトの動作でメモリの大きさは特に重要です。私のパソコンのメモリは16GBですが負荷がかかる加工をする際は動作が少し重く感じる時があります。快適にRAW現像をするためにはメモリは可能であれば16GB以上にしておくのがおすすめです。
適切なスペックのPCで快適にRAW現像
- RAW現像に必要なパソコンのスペックは?
- 快適にRAW現像するためにパソコンで確認すべきポイントは?
- 快適にRAW現像するためのパソコンのスペックを教えて!
今回はこのような方に向けてRAW現像で必要なパソコンのスペックを解説しました。
あらためてRAW現像で必要なパソコンのスペックは以下となります。
OS :Windows/MAC
CPU :Intel® Core™ i5以上、AMD Ryzen™ 5以上
メモリ:8 GB以上(16GB以上推奨)
必要なPCスペックを満たして快適にRAW現像をしましょう。
RAW現像をするうえでRAW現像ソフト選びは写真のクオリティを上げるのに重要な作業です。
以下の記事では、「初心者におすすめのRAW現像ソフトを忖度なしで紹介」していますので、こちらもぜひあわせて読んでみてください。
初心者におすすめのレタッチ・RAW現像ソフト3選を徹底比較!
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