【設定】カメラ初心者向けに5つの撮影モードの使い方をやさしく解説!

撮影モードの使い方
  • カメラの使い方が分からない…
  • 撮影モードの種類がたくさんあって何がなんだか…
  • カメラの基本が使えるようになる撮影モードを教えて!

写真を撮影する際に適切な撮影モードを選ばなければ思い通りの写真を撮影することはできません。

当記事では初心者向けにカメラが使えるようになる基本的な撮影モードの設定を解説します。撮影モードが使えるようになれば決定的な瞬間を撮り逃さなくなりますよ。

適切な撮影モードを設定できるようになれば背景ボケや動いている被写体の写真など思い通りの写真が撮れるようになります。迷った時はA(Av)モードがおすすめです。撮影モードを理解して撮影シーンに合わせた設定でステキな写真を撮りましょう!

目次

写真撮影で行うカメラ設定の基本

アイキャッチ

写真を撮影する際に明るさ。色の調整のために行うカメラ設定は以下の4点です。

  • 絞り
  • シャッタースピード
  • ISO感度
  • ホワイトバランス

以下の記事では上記4点の用語に関して「知っておきたいカメラの基礎知識」として初心者向けに解説していますので、用語が分からない方はこちらを見てみてください。

【初心者向け】写真撮影で知っておきたいカメラの基礎知識を解説!

写真の明るさ(露出)は絞りとシャッタースピードとISO感度の設定を調整して決定します。写真の色はホワイトバランスを調整して決定します。

4つの設定は撮影者が手動またはカメラが自動で設定することができます。撮影モードは4点の設定に関して手動または自動どちらで撮影を行うかを切り替える設定です。

カメラの撮影モードはどんなモードがあるのか

camera dial

カメラの主要な撮影モードは以下の5点です。カメラの撮影モードはカメラ本体上部のダイヤルで設定できます。

  • AUTOモード
  • Pモード:プログラムオート
  • A(Av)モード:絞り優先
  • S(Tv)モード:シャッタースピード優先
  • Mモード:マニュアル露出

上記5つの撮影モードは絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランスの設定を手動または自動で行います。撮影モード毎の手動または自動の設定はまとめると以下の表の通りとなります。

スクロールできます
項目AutoモードPモードA(Av)モードS(Tv)モードMモード
絞り(F値)自動自動手動自動手動
シャッタースピード自動自動自動手動手動
ISO感度自動手動手動手動手動
ホワイトバランス自動手動手動手動手動

それぞれ詳しく解説していきます。

撮影モード:Autoモード

auto mode

Autoモードは絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランスの全ての設定を自動でカメラが行う撮影モードです。

Autoモードのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
設定不要意図した写真が撮りづらい
Autoモードのメリット・デメリット

設定が不要なので誰でも簡単に写真を撮れますが、背景をボケさせたいなど撮影者の意図をカメラは汲み取ってくれないので、意図した写真は撮りづらいです。

らっかす

カメラの設定が全く分からない人はAutoモードを使いましょう!

撮影モード:Pモード

p mode

Pモードは絞り・シャッタースピードはカメラが自動で行い、ISO感度・ホワイトバランスは撮影者が手動で設定する撮影モードです。

メリットデメリット
難しい設定不要意図した写真が撮りづらい
Pモードのメリット・デメリット

初心者にはすこし難しい設定である絞りとシャッタースピードはカメラが自動で設定してくれます。撮影者はISO感度とホワイトバランスで写真の明るさと色味を調整できます。絞りが自動で設定されるため背景ボケのような写真は意図したとおりに撮りづらいです。

らっかす

明るさと色味を調整したい人はPモードを使いましょう!

撮影モード:A(Av)モード

a mode

A(Av)モードはシャッタースピードが自動で行い、絞り・ISO感度・ホワイトバランスは撮影者が手動で設定する撮影モードです。

メリットデメリット
背景ボケを調整できる設定に関する知識が必要
A(Av)モードのメリット・デメリット

A(Av)モードは絞りを手動で調整できます。絞りは写真の背景ボケの量を調整する設定です。絞りの値がどれくらいで背景がボケるのか知識が必要となるのでAvモードを使う際は絞りの知識を理解しておきましょう。

らっかす

背景ボケをさせたい人はAvモードがおすすめです!

撮影モード:S(Tv)モード

s mode

S(Tv)モードは絞りが自動で行い、シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランスは撮影者が手動で設定する撮影モードです。

メリットデメリット
動く被写体を捉えやすい設定に関する知識が必要
S(Tv)モードのメリット・デメリット

S(Tv)モードはシャッタースピードを手動で調整できます。シャッタースピードはカメラがシャッターを切るスピードの設定です。早く切るほど動いている被写体をブレることなく写すことができます。

シャッタースピードによりカメラが取り込む光の量が変わり撮影者は被写体ごとにシャッタースピードを設定する必要があります。

らっかす

動く被写体を撮影するときはTvモードがおすすめです!

撮影モード:Mモード

m mode

Mモードは絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランスの全てを撮影者が手動で設定する撮影モードです。

メリットデメリット
自由に設定ができる設定に関する知識が必要
設定に時間がかかる
Mモードのメリット・デメリット

Mモードは全ての設定を撮影者が手動で設定できます。そのため設定に関する基礎知識が必要となります。またすべて手動で設定するため設定に時間がかかってしまいます。

Mモードはボケ感やブレ感を自由に調整できるので写真表現の幅を広げられる撮影モードです。

らっかす

写真を自由に表現したい時はMモードを使いましょう!

露出補正で明るさを調整

exposure compensation dial

露出補正とはカメラが自動で明るさを調整するモードの際に手動で明るさを調整できる機能です。
本記事で紹介している撮影モードで露出補正が使えるのは以下4つの撮影モードです。

  • AUTOモード
  • Pモード
  • Avモード
  • Tvモード
reference for exposure compensation

Evダイヤルを「+方向」に回せば写真が明るくなり、「-方向」に回せば写真が暗くなります。

カメラが自動で判断した明るさが自分のイメージと異なった際に使用します。

おすすめの撮影モード:A(Av)モード

おすすめの撮影モード

おすすめの撮影モードはA(Av)モードです。あらためてA(Av)モードで撮影するメリット・デメリットを紹介します。

メリットデメリット
背景ボケを調整できる設定に関する知識が必要
A(Av)モードのメリット・デメリット

A(Av)モードでは絞り(F値)を手動で調整できます。実際に写真を撮影する際は絞り(F値)の値でボケ具合を調整してシャッタースピードで写真の明るさを調整するのが主になります。シャッタースピードは明るさの調整のため設定する場合が多くカメラ側が自動で設定してくれた方が効率的に設定することができ決定的な瞬間を逃さない可能性が上がります。

そのため動く被写体を撮影するなどシャッタースピードを手動で調整する必要がある場合でなければ、A(Av)モードを使うのがおすすめです。

撮影モードで魅力的な瞬間を逃さず写真を撮ろう

風景写真などは特に時間経過とともに光などの環境が変わっていきます。撮影モードを使って効率的に設定をすることができれば決定的な瞬間を撮り逃さない可能性が高まります

今回紹介した撮影モードと自動設定か手動設定かをまとめた表はこちらです。

スクロールできます
項目AutoモードPモードA(Av)モードS(Tv)モードMモード
絞り(F値)自動自動手動自動手動
シャッタースピード自動自動自動手動手動
ISO感度自動手動手動手動手動
ホワイトバランス自動手動手動手動手動

撮影モードごとの特徴を理解して場面に合わせて使いこなしましょう。通常時の撮影のおすすめはボケ感を調整できるA(Av)モードです。

カメラの撮影モードを覚えたら適切な明るさで写真を撮ることはできますが、魅力的な写真を撮るためには写真の構図を使うことが重要です。

以下の記事では、「カメラ初心者でも上手な写真が撮れる構図10選」を紹介していますので、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

カメラ初心者でも写真が上手に撮れる!覚えたい基本の構図10選

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