【初心者向け】写真撮影で知っておきたいカメラの基礎知識を解説!

カメラの基礎知識のアイキャッチ
  • 写真用語ってむずかしくてよく分からない…
  • 基礎だけは知っておきたい
  • カメラの基礎知識で本当に必要な情報を教えて!

写真はシャッターを切れば誰でも撮影することができます。しかし、カメラの基礎知識を知らないと上達することはできません

当記事では初心者向けにカメラで本当に必要な基礎知識を解説します。写真上達に必要な情報を効率的に学んでカメラの基礎知識を体系的に理解できますよ。

写真を上達する上でカメラの基礎知識は重要です。カメラの基礎知識を理解すればイメージ通りの写真を撮れるようになります。カメラの基礎知識を理解して魅力的な写真を撮るための土台を作りましょう。

目次

カメラの基礎知識

カメラの基礎知識に関して以下の2点を紹介します。

  • カメラの種類
  • イメージセンサーサイズによるカメラ性能の違い

それでは早速紹介していきます。

カメラの種類

カメラは種類によって特徴が異なります。自身が使用するカメラの特徴を理解して使用しましょう。
カメラの種類は大きく分けると以下の4種類があります。

スクロールできます
スマートフォンカメラコンパクトデジタルカメラミラーレス一眼カメラデジタル一眼レフカメラ
レンズレンズ一体型レンズ一体型レンズ交換式レンズ交換式
サイズコンパクトコンパクト一眼レフより小型大きい
使いやすさ
露出
(明るさ調節)
カメラの違い

それぞれ紹介していきます。

スマートフォンカメラ

スマートフォンカメラ

スマートフォンのカメラはコンパクトで使いやすく高機能化が進んでいます。画質や機能は安価なコンパクトデジタルカメラと遜色ありません。レンズの交換はできませんがスマートフォンにレンズが複数装着され広角での撮影に対応するなど年々進化しています。

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラの特徴はレンズ一体型である点です。最近はスマートフォンが普及したことにより差別化のため高級コンデジとい高機能なコンデジが増えました。高級コンデジであれば画質は一眼カメラに近くコンパクトで使いやすいため、一眼カメラのサブ機としてコンパクトデジタルカメラを選ぶ人もいます。

ミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラ

ミラーレスカメラはボディ内部にミラーがないカメラです。ボディ内部の画像センサーで取り込んだ光をデジタルに変換しています。ミラーがないため小型軽量が可能となっています。デジタル一眼レフカメラと画質や機能は同等で小型軽量なため利便性が高く人気なため各カメラメーカーはミラーレス一眼カメラ製品に力を入れています。

デジタル一眼レフカメラ

デジタル一眼レフカメラ

デジタル一眼レフカメラは高画質でレンズが交換できるカメラです。ボディ内部にミラーがありミラーレス一眼レフかめらよりサイズが大きいカメラが多いです。交換レンズの種類がミラーレス一眼カメラより豊富です。

イメージセンサーサイズによるカメラ性能の違い

イメージセンサー

イメージセンサーとはカメラ内部にある光を取り込むセンサーです。イメージセンサーはカメラによってサイズが異なります。イメージセンサーサイズ大きいほど光を取り込める量が増えて明るく高い画質の写真を撮れるようになります。

センサーサイズ

イメージセンサーはサイズによってカメラの性能が異なるためセンサーサイズの違いによる特徴を把握しておくことはカメラを使いこなすうえで重要です。今回はセンサーサイズの違いで変わる以下の4点を紹介します。

  • レンズの種類
  • 画角
  • ボケ具合
  • 暗い場所での明るさ

それぞれ解説していきます。

使用可能なレンズが制限される場合がある

レンズ

カメラのレンズはセンサーサイズによって専用で作られている場合があります。そのためセンサーサイズが異なる場合にレンズに互換性がない場合があります。ASP-Cサイズ用のレンズをフルサイズのカメラに装着できない、というような場合があるのでレンズを購入する際は注意が必要になります。

画角が変わる

画角

イメージセンサーのサイズが大きいほど広い範囲を撮影できます。例えばASP-Cのセンサーはフルサイズのセンサーより画角が狭くなります。画角が狭くなるとはASP-Cのセンサーのほうが被写体を拡大して撮影できるということです。ASP-Cのセンサーはフルサイズより1.5倍アップで撮影できます。

フルサイズのカメラではASP-Cのセンサーサイズに変換して写真を撮影できる機能がある機種があります。ASP-Cはフルサイズより1.5倍望遠で撮影できることを理解しておけば遠くの被写体にアップしたい際に設定を変えてアップすることができます。

暗い場所での明るさ

暗所性能イメージ

センサーサイズが大きいほど暗い場所でも綺麗な写真を撮ることができます。センサーサイズが大きい方が光を取り込む量が多いからです。

暗い場所での撮影ではフルサイズカメラの方がノイズがのりにくくなります。

露出・色の基礎知識

カメラの露出・色の基礎知識で知っておきたい以下の5点を紹介します。

  • 露出
  • 絞り
  • シャッタースピード
  • ISO
  • ホワイトバランス

写真を撮る上で最低限知っておいた方がいい用語です。初心者向けにシンプルに説明しますね。

露出

露出とは

露出とは写真の明るさです。絞りとシャッタースピードとISOの値で写真の明るさが決まります。上手な写真を撮るには露出の調整が重要なポイントになります。

絞り

絞り

絞りはカメラに光を取り込む量を調整する値です。F値とも呼ばれます。F値の数値が大きいほど光を取り込む量が小さく、数値が小さいほど光を取り込む量が多くなりボケも大きくなります。

ボケが大きくなるのは人が目を細めた時にピントが合っている被写体以外はボケて見えるのと同様の原理です。

シャッタースピード

シャッタースピード

シャッタースピードはカメラがシャッターを切るスピードです。シャッタースピードが早ければ光を取り込む量は少なく、遅ければ光を取り込む量が多く明るい写真になります。シャッタースピードが遅いと写真がブレる原因になるので注意が必要です。

ISO感度

iso

ISO感度は電子的に光を増幅させます。カメラの電気信号の量を増やすことで光の量を増やしています。ISO感度を上げすぎると写真にノイズが発生してしまうので注意が必要です。

ホワイトバランス

ホワイトバランス

ホワイトバランスは写真の色味を決める値です色味は色温度とも呼ばれケルビン(K)という単位で数値で表記されます。ケルビンが大きいほど青みが強くなり、小さいほど赤みが強くなります。ホワイトバランスは撮影者が光源に合わせてカメラの設定を変えて合わせる必要があります。

構図の基礎知識

三分割構図

構図とは被写体の配置を決める設計図です。写真に安定感や躍動感を与えたいなどイメージごとに異なる構図を使います。カメラ初心者は構図を使えば上手な人が撮るような写真を撮ることができます。

三分割構図写真
三分割構図写真

カメラ初心者が最初に覚えるべき構図は三分割構図です。三分割構図は写真を縦と横に三分割して交点や線の上に被写体を配置する構図です。写真に安定感を出して余白の美を演出できます。

三分割構図は人やモノ、風景など様々な場面で使える万能な構図です。カメラ初心者は三分割構図をまずは覚えましょう。

構図を覚えるのは写真上達への近道です。以下の記事では、『カメラ初心者が覚えたい基本の構図10選』を紹介していますので、ぜひこちらもあわせて読んでみてください。

カメラ初心者でも写真が上手に撮れる!覚えたい基本の構図10選

写真加工の基礎知識

写真加工とは撮影した写真の色や明るさをイメージ通りに近づける作業です。プロカメラマンのほとんどが行っています。

撮影時にイメージ通りの写真を撮るのが理想ですが天気など自分ではコントロールできない要素もあります。そのため写真加工を考慮して撮影する場合が多く写真加工の知識・技術は写真を撮影する上で必要となります。

今回は写真加工で必要となる以下2点について解説します。

  • レタッチ
  • RAW現像

それでは早速解説していきます。

レタッチ

自動調整前のコスモス 自動調整後のコスモス

レタッチとは写真の色や明るさを調整する作業です。画像編集ソフトで行われます。色や明るさだけではなく不要な写りこみを消したり、ほこりを除去したりもします。

上の写真はレタッチ前後の写真です。写真の明るさや柔らかさを調整してコスモスの透明感を出しています。魅力的な写真に仕上げるためにレタッチは重要な作業です。以下の記事では、「レタッチ初心者向けに基本的なレタッチのやり方を解説」していますので、こちらもあわせて読んでみてください。

レタッチ初心者の方へ写真レタッチのやり方を分かりやすく紹介

RAW現像

RAW現像の流れ図解

RAW現像とは撮影時の情報がそのまま入っているRAWデータ(生データ)を扱いやすいデータに変換する作業です。広く普及しているJPEG(ジェイペグ)形式のデータに変換されることが多いです。

RAWデータは撮影時の色や明るさの情報を多く持っており画像編集ソフトで加工しても画質の劣化などが小さくなります。そのためRAWデータを画像編集ソフトで加工してからJPEGなど扱いやすいデータに圧縮して使用されます。

RAWデータはカメラで記録するよう設定しておく必要があります。データの情報量が多い分、1枚50MBほどの大きなデータになってSDカードの容量を圧迫します。

RAWデータで撮影する際のSDカードの容量は最低16GBは用意しましょう。16GBあれば300枚程度は撮影できます。

カメラの基礎知識を学んで写真を上達

  • 写真用語ってむずかしくてよく分からない…
  • 基礎だけは知っておきたい
  • カメラの基礎知識で本当に必要な情報を教えて!

今回はカメラ初心者向けにのカメラの基礎知識を紹介しました。

写真上達への第一歩はまずカメラの基礎知識を理解することです。今回紹介した知識は本当に必要な基礎に絞って解説しているので本記事の内容だけでも理解しておきましょう。

らっかす

カメラは何年、何十年と相棒になるパートナーのためカメラ選びは重要です。カメラ選びの際に本記事のカメラの基礎知識も役に立ちます。

以下の記事では『失敗しないカメラの選び方』をカメラ初心者向けに紹介していますので、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

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