- 上手な人が撮るような写真が撮れない・・・
- どうやったら上手な人が撮る写真が撮れるか分からない
- 上手な人が撮る写真の撮り方を教えて!
カメラを買っても上手な人が撮るような写真が撮れずに挫折してカメラを使わなくなる人がたくさんいます。初心者が適当に写真を撮っても上手な人が撮るような写真を撮ることはできません。
当記事では初心者向けに上手な人が撮るような写真が撮れる構図を解説します。この記事を読めば、だれでも手軽にできる構図を覚えるだけで上手な写真が撮れます。
構図は写真のバランスを決める重要な要素です。構図を覚えて写真のクオリティを上げ、楽しく写真を撮りましょう。
カメラ初心者が一番最初に覚えるべき構図は三分割法(三分割構図)です。
王道の構図で見ていて安心感を得られます。
構図を覚えると写真が楽しくなりますよ!
写真を撮影する上で基本的な構図を覚えることは大切ですが、写真の上達にはカメラの基本的な知識を覚えることが重要です。
以下の記事では、「写真撮影で知っておきたいカメラの基礎知識」を初心者向けに解説しているので、ぜひこちらもあわせて読んでみてください。
【初心者向け】写真撮影で知っておきたいカメラの基礎知識を解説!
写真の印象を決める構図
構図とは被写体が美しく見える配置です。写真の印象に大きく作用する重要な要素です。
初心者が構図を意識せずに写真を撮るとバランスの悪い写真になりがちです。一方、構図の型にあてはめて写真を撮れば初心者でも安定感のある写真を撮ることができます。
構図を覚えることは写真上級者への第一歩です。当記事では以下の10構図を紹介します。
- 三分割構図
- 二分割構図
- 日の丸構図
- 三角構図
- 放射線構図
- 対角線構図
- S字構図
- C字構図
- サンドイッチ構図
- シンメトリー構図
一度にすべて覚えるのは難しいと思うので「最初に覚えておきたい基本構図」と「押さえておきたい基本構図」に分けて紹介しますね。
最初に覚えておきたい基本構図
最初に覚えておきたい基本構図は以下の3点です。
- 三分割構図
- 二分割構図
- 日の丸構図
それでは早速紹介していきます!
万能の基本構図!三分割構図
三分割構図とは写真の縦と横を三分割して、交点や線に沿って被写体を配置する構図です。写真に安定感を出したりスペースを活かして余白の美を演出できます。
こちらの写真は交点にペンギンの顔があり安定感が生まれています。また余白の方向に顔が向いているのもポイントです。
三分割構図は風景やポートレートなど非常に使い勝手が良く初心者は第一に覚えるべき万能構図です。
構図に迷った時は三分割構図を思い出しましょう。
三分割構図をまずは覚えておけば写真が上達しますよ!
風景写真に最適!二分割構図
二分割構図は写真の中央に線を引き写真を分割する構図です。左右対称や上下に分割したいときに効果的です。
空と海のような風景を撮影するときに安定感を出すことができます。
水平線を中心に合わせて分割するとうまく二分割できます。
日の丸構図と組み合わせると印象的な写真に仕上げることができます!
被写体を強調!日の丸構図
日の丸構図は被写体を写真の中央に配置する構図です。主役がハッキリして安定感の出る構図です。
ただし、シンプルな構図ですが上手に撮るのが難しい構図でもあります。上下左右に余白ができて中央に被写体がいるだけのストーリー性のない写真になりがちだからです。
そのため、背景をぼかしたり二分割構図と組み合わせて写真に安定感を出すなどの工夫が必要となります。
日の丸構図を撮るときは他の構図と組み合わせると上手に撮りやすいですよ!
押さえておきたい基本構図
押さえておきたい基本構図は以下の7点です。
- 三角構図
- 放射線構図
- 対角線構図
- S字構図
- C字構図
- サンドイッチ構図
- シンメトリー構図
それでは順番に紹介していきます!
安定感が高い!三角構図
三角構図は写真の中に三角形ができるように被写体を配置する構図です。三角形を写真の中に配置することで安定感や奥行き感を出す効果があります。
正三角形でなくてもよく、逆三角形にしても大丈夫です。
こちらは道の写真です。写真に三角形が配置されていることで安定感を感じることができます。
三角形を題材にして写真を撮ってみるのも面白いですよ!
迫力満点!放射構図
放射構図は写真の一点から放射状に複数の線が伸びていくように被写体を配置した構図です。奥行きや高さを表現できます。
コチラの写真は放射構図で撮影された橋の写真です。放射状のため奥行き感を感じます。また、写真の奥に視線が誘導しやすい特性もあります。
奥行きのある道路で見つけやすいですよ!
動きを表現!対角線構図
対角線構図は写真の対角線上に被写体を配置する構図です。写真に動感が出てダイナミックさを表現できます。バランスよく動きのある写真にしたい際に適している構図です。
こちらは何気ないノートの写真です。写真の対角線上にノートが配置されていることでダイナミックさを感じます。
スカイツリーなど高いタワーの全身を対角線上に写すとダイナミックでかっこいい写真が撮れますよ!
躍動感とバランス!S字構図
S字構図は写真の中にS字カーブのような曲線を配置する構図です。写真に動きとバランス感を出すことができます。
S字は風景の中に溶け込んでいることが多く、運河や道路の写真でS字構図が使われている写真が多くあります。
意識してみると意外と風景の中から見つけ出せますよ!
料理の定番!C字構図
C字構図は写真にアルファベットのCができるように被写体を配置する構図です。料理がおいしく見える構図です。
料理のお皿の円を写真内からはみ出して配置する構図がよく使われます。おしゃれで美味しそうな料理の写真が撮りたい時はC字構図で撮りましょう。
C字構図で料理写真のクオリティアップです!
被写体を強調!サンドイッチ構図
サンドイッチ構図は被写体を建物などなにかで挟んでサンドイッチするように配置する構図です。挟まれることで被写体が強調される効果があります。
こちらの写真は建物の間に被写体が配置されていることで視線が向くようになっています。全体的に暗い写真ですがサンドイッチ構図にすることで中心の人物に視線が誘導され被写体のイメージが頭に残る仕上がりになっています。
ポートレート撮影でひと工夫したい際におすすめです!
安定感抜群!シンメトリー構図
シンメトリー構図は被写体を左右対称または上下対象に配置する構図です。写真に安定感とインパクトを出すことができます。
こちらの写真はシンメトリーの建物の写真です。写真から安定感を感じることができます。街中でシンメトリーを探すのもおもしろいです。
シンメトリーの建物は結構あるのでよく観察してみましょう!
構図を覚えるのが写真上達への近道!
今回はカメラ初心者が覚えたい基本の構図10選を紹介しました。
最初に覚えておきたい基本の構図は以下の3点です。
- 三分割構図
- 二分割構図
- 日の丸構図
三分割構図は様々なシーンで使える便利な構図なので、まずは三分割構図から覚えるのがおすすめです。
押さえておきたい基本構図は以下の7点です。
- 三角構図
- 放射線構図
- 対角線構図
- S字構図
- C字構図
- サンドイッチ構図
- シンメトリー構図
基本構図を覚えると上手な人が撮るような写真が撮れます。しかし、上手な人が撮る写真はもうひと手間の工夫が加えられています。その工夫とは「写真の加工」です。
写真の加工はプロカメラマンのほとんどが行っている写真を作品に仕上げるとても重要な作業です。
写真の加工に関しては、以下の記事で「初心者カメラマン向けに基礎から丁寧に解説」していますので、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
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